ムラムラ村正の部屋

おっさんが模型を作ったりフィギュア眺めてはぁはぁいう場所です。

ガレージキットの作り方(購入編)

どうも、村正です。

ガレキを塗り始めてそれなりの月日が経ちました。

ここいらで一旦今までの自分の蓄積した経験をアウトプットして、自分の知識の整理をしたいと思います。「これからガレキを初めたい!」、そんな方にも参考になるような記事にもなれれば良いかなと。

一応キットの購入から完成させるまでの一連の流れを複数回に分けて記事を書こうと考えておりますので、ゆるーくお付き合い頂ければ幸いです。今の所、下記のトピックスの予定です。

・購入、パーツチェック・軸打ち・表面処理(気泡埋め、湯口&パーティングラインの処理)・離型剤の落とし方・持ち手の自作・ドボンのやり方・塗装(プライマー、シャドウの吹き方)・サフレス塗装・つや消し・アイペ以外の面相について

という事で今回は購入編です。

 

ガレージキットはどこで買えるの?

ガレージキットの販売は大半が個人によるもので、プラモデルのように一般流通しておりません。なのでガレージキットを始めたみたいと思ってもまず入手するところから頑張らなければなりません。

ガレージキットを購入で1番に思いつくのはイベントでの入手でしょう。オリジナルを除く、二次創作の立体物は版権というものがあり、版元の許可なく販売が出来ません。イベントでは販売当日に限り版元から許諾される当日版権というものが降り、販売が許されるわけです。今現在開催される主なイベントとしてはワンダーフェスティバル、トレジャーフェスタ、ホビーラウンド、GWCオリオン辺りでしょう。YATUKIさんが定期的にガレキイベントの発信も行ってくれてるので、気になる方はそちらをご参照いただいてもよろしいかと思います。

イベント以外の販売だとBOOTHを始めとする通販でも入手が可能です。オリジナルキットはもちろん、yosterは二次創作ガイドラインに則れば個人通販が可能、エヴァのグランドワークスやニトロプラスについてはアマチュア版権申請の受付を行なっておりますので、新たなガレージキットの販路として注目を浴びております。

また個人ではなく企業さんからガレージキットを出しているところもあります。ボークスさんはキャラグミンというシリーズでカラーレジンキットを販売しておりますし、エルドラモデルさんはboothとあみあみで取り扱いをしております。キューズQさんはPVCフィギュアのレジン版なども販売してます。

上記の手段以外にヤフーオークションといった中古での入手も可能ですが、初心者にはお勧めできませんヤフーオークションで販売されてるガレージキットの大半は転売品や海賊版です。転売は流通の妨げになりますし、海賊版はもってのほかです。その見極めが初心者には難しいと思いますので、なるべく避けた方が良いでしょう。

 

買ったらパーツチェックは必須!

ガレージキットの作り方は自由なのですが、どんなキットであろうと購入後すぐに必ずやらなければならない事があります。それはパーツチェックです。

パーツチェックとは購入したキットに必要なパーツが揃っているか確認する行為です。大半のガレージキットは個人による販売なので、手作業で箱詰めすることがほぼです。さらにイベント前の原型師さんは極限状態なのでうっかり入れ忘れた、なんて事は普通に発生します。パーツに不備があれば原型師さんに連絡して発送してもらうわけですが、連絡が遅くなると予備のパーツがなかったり、原型やシリコン型が破損してもう複製できないなんて事態にもなります。そうならないようにすぐ作らないとしてもパーツチェックだけは必ずしましょう。

 

大半のガレージキットパーツ一覧の説明書が入ってますので、そこにチェックを入れながら確認するのがお勧めです。中には手が2本入ってるから安心したと思ったら両方右手だったなんてこともありますので、説明書とちゃんと同じ形をしているかよく見るようにしましょう。

はえっちなキットを買ったらおっぱいがなかったなんて事がありました。

 

次回は軸打ちの記事の予定です。

セントルイス ドレスver(原型:ボウズロケット様 )の塗装見本を作成しました。

どうも、村正です。

延期しまくったフィギュアが今月に7個も集中爆撃してお財布が焦土と化しました。

参考資料なので必要経費と割り切ってますが、来月も爆撃されそうなので身を震わせております。

 

さて今回は、ボウズロケット様原型のセントルイス ドレスverの塗装見本を作成させて戴きました。

こちらは10月1日のホビーラウンド27で先行販売し、10月中にBOOTHで通販を予定しております。

アイデカールも付属の予定で、こちらのデータ作成も担当させて戴きました。

 

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(2022/10/26追記)

さちひらさんが撮影した写真を頂いたので追加で掲載します。

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ボウズロケットさんのキットで作成したのはこれで4体目です。

やはりボウズロケットさんの造形はお肉の質感が非常に素晴らしいですね。

お胸に目が行きがちですが、WAKIの造形、ドレスから伸びた艶かしい太もも、そして膝頭の作り込みも見どころのキットです。

アルターセントルイスはナイスバディなお姉さんといった感じに対して、ボウズさんのセントルイスはバンヤヤヤンヤーンなお姉さんです。

fgoで例えるならアルターセントルイスがアーツ宝具でボウズさんがバスター宝具ですね。力こそパワー。

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またマスキングも靴だけ、パーツ構成も少ない、デカールも付属していることを考えると非常に作りやすいキットです。

早い人なら1週間もかからないんじゃないでしょうか。

とっても作りやすく、満足感のあるキットなので初心者にも手を取ってもらいたいキットですね。

 

では以下作成雑記です。

 

1.仮組み

特に複雑なパーツはないと思うので、経験者なら問題なく組み上げられると思います。

注意点としては、このキットの隠れた見所でもある膝にパーティングラインが走ってるので、ディテールを潰さないように丁寧に磨きましょう。

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サイドテールの跳ね毛は軸を打たずに最後に接着しました。

ドレスの肩紐についても軸は打たずに、ピットマルチ2で固定できるようにしてます。便利ですよピットマルチ。

 

カバンの紐についてはパーツがありますが、今回ディテールアップで本物のチェーンに置き換えてます。

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2.塗装

○ドレス

・ラフシルバー → ラメスプレー → クリアシルバー → クリアパープル+クリアブラックでシャドウ

 

ドレスのスパンコールを表現するには大きめのラメが必要でしたが、エアブラシでは吹けないので今回はスプレー缶で塗装しました。

 

ただスプレー缶では圧が高すぎて細かいところに入っていかないため、事前にラフシルバーで下地を作っておきます。

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ラメスプレーで塗装したのですが、輝やきがもっと欲しかったので、その後クリアシルバーをオーバーコートしてさらに輝きを出しています。

ちなみにラメスプレーの圧力めちゃくちゃ高いので塗装ブースがあっても部屋が大惨事になるので外でやる方がいいかもしれません。(経験者は語る)

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またシルバー吹きっぱなしでは単調になるので、クリアパープルとクリアブラックを混ぜてシャドウを入れております。

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○髪の毛

・パールシルバー → シアン:マゼンタ:クリアブラック=2:3:2 → マゼンタ

イベント絵に近いぐらい濃く、またドレスに負けないぐらいのインパクトがある髪ということで、キャンディ塗装にチャレンジしてみました。

一旦パールで下地を作っておいてからサフレスの要領でクリアカラーを吹き付けております。

ちょっとコツがいるので難しいと感じたら普通にソリッドカラーで調色すると良いでしょう。

最後に毛先にマゼンダを吹いてパープルっぽくしたら完成です。

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髪飾りはガイアノーツの4アーティストマーカーのシルバーを使ってます。

凸モールドに塗るのはこれが最も楽です。

 

○靴、イヤリング、肩紐

・ラフシルバー → クリアパープル+クリアブラック

靴やイヤリング、肩紐などはラフシルバーを使用してます。

ラフシルバーは名の通りちょっと荒めのシルバーで、金属感がなくアクセサリーに使うと程よくなじみますので気に入ってます。

今回はちょっとお遊びで靴とイヤリングにスワロフスキーを埋め込んでます。

固定にはUVレジンを使用しております。

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○鞄

・シルバー → クリアブラック

エナメルっぽくしたかったのでキャンディ塗装してます。

鋲や金具の部分は、髪飾りと同じく4アーティストマーカーのゴールドを使用してます。

 

○肌

・クリアピンク:クリアオレンジ=1:2 → 艶消し → LGパール

肌については今回新たなチャレンジでツヤ消し後にLGパールを吹いてます。

セレブとかが谷間などにラメが入ったパウダーとか塗ってあるのを再現してみた感じです。

普通ならLGパールは艶消し前に吹く事が多いですが、これはこれで面白い質感が出たと思います。

顔に吹くと脂のテカリみたいになるので顔にはしてません。

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○面相

原型師様からはYD先生の3周年記念イラストのセントルイスの顔をイメージして欲しいと言われたので、そちらに近い顔に仕上げております。

今回はキットにアイデカールを付属したいとの要望だったので、かねてより練習していたアイデカールのデータ作成も行いました。

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また口はチラリと歯が見えるようにとのことでしたので、口のラインを描いた後に白でちょこんと歯を描きたし、その後にリップを塗っています。

リップと目についてはマスキングして艶を残しております。

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○台座

今回デカールの印刷待ちに時間の余裕があったので台座もちょっと凝ってみました。

アクリル板に100均で買った大理石の壁紙と、赤のフェルトシートを貼ってレッドカーペット風にしております。

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またそれだけだとつまらないので、レッドカーペットのロープパーティションも自作しました。

こちらはプラパイプに真鍮線を刺して折り曲げ、先端にパテを盛って丸みを出してます。

ロープもユザワヤで紐と紐留め金具で自作しております。

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ではでは。

ヌルヌルマシュ出来上がり!!

どうも、村正です。

暑さも少し落ち着き、過ごしやすくなりましたね。

 

今回はディーラー七英雄様のマシュ・キリエライトを作成しました。

 

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2022年9月19日追記

文月わらびさん(@fumitukiwarabi )に写真を撮って貰えたので写真追加します。

 

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わらびさんありがとうございます‼️

 

原型師の強烈な想いが込められたダイナミックな造形でした。

これぞガレージキット!!という作品で素晴らしかったです。

大きさも30cmとかなりの大型キットです。

とても作りごたえと見応えがある作品かと思いますので、気になった人は再販を待ちましょう!

 

では以下作成雑記です。

 

○髪の毛

ハイライト・・・白:マゼンダ:黒:シアン=40:5:0.4:0.3

シャドウ・・・マゼンダ:白:シアン:黒:イエロー=10:20:0.8:0.6:0.5

作品によって結構髪色が変わるんでどうしようか悩みましたが、ストロンガーのマシュよりちょっと彩度高めにしました。

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○顔

今回はアイホールを埋めて原作寄りの顔に仕上げました。

デカールを作ったのですが、ちょっとチャレンジしてデカール+アイペイントという特殊なやり方をやってみました。

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○肌

今回はより肉感的に仕上げるためにクリアペールブラウンをシャドウに吹いてます。

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○タイツ

ハイライト・・・ジャーマングレー:白=1:1

シャドウ・・・黒

紫ハイライト・・・白:紫=3:1

紫シャドウ・・・紫

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○インナー

ハイライト・・・白:黒:シアン;紫=40:4:1:5

シャドウ・・・紫;シアン;黒=10:2:10

黒ハイライト・・・ミディアムブルー:白=2;1

黒シャドウ・・・黒

 

一番苦戦したかもしれません、色が暗すぎず明るすぎずで結構大変でした。

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○触手

蛸足は魔神柱をイメージしました。

触手はリアル血管塗装にチャレンジしてます。

難しかったですが楽しかったですね。

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○粘液

釣り糸1号にとUVレジンを使ってみました。

粘液は奥が深いですね。。。

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ではでは。

 

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超個人的ヤスリレビュー(スポンジ・紙ヤスリ)

どうも、村正です。

 

ガレキといえばスポンジやすりと思っている方は多いんじゃ無いでしょうか?

私もある時期まではスポンジやすり一辺倒で紙やすりはほとんど使ってませんでした。

スポンジヤスリって適当にやすりがけしてもそれなりになるから楽ですよね。

 

ただスポンジやすりにも一長一短があるのでそこを理解しておくと表面処理が非常に楽になります。

今回はミーハーで新しいアイテムにすぐ飛びつく村正の個人的な見解を交えつつ、ヤスリのご紹介をしたいと思います。

金属ヤスリや特殊形状ヤスリは対象外としますので、悪しからず。

 

1.タミヤ フィニッシングペーパー

 

みんなご存じ模型用のKING of 紙やすり。
耐久性も低く目詰まりもしやすいが、 入手性と低コストで使い倒せるのが魅力です。
紙ヤスリはダイレクトに力加減が伝わるため細かいコントロールが 可能だが、反面広い面を磨いたり面を均すのは苦手ですね。
当て木や工夫次第でいろんな使い方ができる拡張性も秘めているのも良いところです。
そこまで大きくない湯口やパーティングラインの処理、ディテールをつぶしたくない場所やピンポイントの箇所を磨きたい、気泡埋めの時にお勧め。

 

 

2.3M キュービトロン

 

工業用のヤスリで高切削性、高耐久が売りです。
金属やすり以上の切削性と目詰まりのしにくさ、耐久性を誇りますが、 ヤスリ傷はかなり大きく残るように感じます。
またヤスリ自体がかなり硬く曲面への追従性はかなり低いです。
その切削性と目詰まりのしにくさから大きな湯口やパーティングラインを削りとるのにお勧めですね。

 

 

3.ゴッドハンド 神ヤス

 

スポンジやすりといえばコレってぐらいの定番商品です。
スポンジがクッションの働きをして無駄な力が入らずに磨きやすく 、ヤスリ傷もそこまで大きく入らない非常に優れたヤスリです。
スポンジの厚みにバリエーションがあり、薄ければ薄いほど曲面への追従性が良くなります。
反面お値段がそこそこするのと、 細かいコントロールが苦手で何も考えずに磨いてると細かいディテールを壊してしまいがちです。

また気泡埋めにスポンジヤスリを使うとシアノンより先にレジンが削れてしまい新たな気泡が出てくる原因となりかねないのでそこも注意です。

ヤスリ傷の処理や、 パーツに丸みを帯びさせたいなど曲面の処理に向いてます。

 

 

4.アルゴファイル スポンジナイト

 

神ヤスと性能はほぼ同じだが、 スポンジナイトの方がちょっとお安いジェネリック神ヤス。

スポンジナイトの方がスポンジがしなやかで、私は神ヤスよりちょっと好みです。

ただしスポンジと布やすりの接着が弱く水研ぎなどをしてると剝がれる事がしばしばあります。

 

 

5.KOVAX スーパーアシレックス

 

車の板金によく使われており、布やすりに近いです。

裏地がマジックテープになってて貼り付けられるようになってます。

目詰まりもしにくく深い傷も入らないので個人的に結構重宝してます。
バラ売りだと1枚100円とお高いですが、 耐久性があるのでコスパは良い方だと思います。
スポンジやすり以上に柔らかく曲面追従性はあるが、 反面コントロールしにくいです。
また入手できる場所も限られているため入手性も悪いのもネック。
ヤスリ傷の処理や広い面の研磨にお勧めです。

 

 

6.3M スポンジ研磨材

ホームセンターとかでも手に入るスポンジヤスリです。
切削性も高くなく、耐久性も低い上にお高いが、 反面ヤスリ傷が残りずらい逸品です。
スポンジがかなり柔らかいので曲面や複雑な形状にもフィットします。
最終仕上げの研磨や、薄く塗膜をはがしたり均すのによく使います。

 

 

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他にも色んなやすりがあるので特性を理解した上で使い分けると表面処理が非常に楽になりますよ。

ではでは。

大人ゆきかぜちゃんはカッコかわいい❗️

どうも、村正です。

今年も暑いですね、家でガレキ塗り塗りしてた方が体に優しいですね。

 

さて、今回は大人ゆきかぜ(原型:Megumu様)を作製しましたのでそのまとめ記事になります。

とはいっても完成したのは5月ですが。

 

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塗り分けがかなり多かったので結構大変でした。

あと褐色についてはかなり迷走したのでそこも大変でした。

以下は作製の雑記です。

 

肌は色々試しましたが、GXクリアピンク:GXクリアオレンジ:クリアブルー=5:5:1、シャドウはクリアレッド:GXディープクリアレッド=1:1にしました。

褐色は塗り重ねる回数が多いので難しいですね、今思えばもっと塗り重ねてもよかったと思います。

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スーツの部分はクリアブラック→ホワイトの順で塗ってます。
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装甲の部分はベースがミディアムブルー:ジャーマングレー=1:1、シャドウをジャーマングレー:黒:シアン=5:5:1。

赤い部分はGXメタルレッド→GXディープクリアレッド。
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髪の毛は以下の通り。

ベース→白:艦底色:純色シアン=20:15:1

中間色→白:シアン:艦底色=4:1:30

シャドウ→マゼンダ:艦底色:黒=1:8:1


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発光部分は蛍光グリーン:シアン:白=2:1:3
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ではでは。

村正的オススメツール(表面処理編)

どうも、村正です。

ワンフェス前から取り掛かってたキットが全部終わったのでようやくワンフェス全ての行事が終わったなーって感じです。

次回のワンフェスまでにはまた色々チャレンジしてみたいことがあるのでこれからも宜しくお願いします🙇‍♂️

 

さて、今回は気分を変えて私の使ってるツールやアイテムのご紹介をしたいと思います。

全部書くと長くなるので今回は表面処理までに使うツールに絞ってご紹介します。

あくまで私の主観なので、そこはご了承下さい🙏

 

1.村正必須アイテム編

個人的にこれがないとムリ!ってアイテムです。

 

  • シアノン&硬化剤

説明は不要ですね、ガレキではこれが無いと死にます。

ガイ○から似たようなもの出てますが、ホワイトと言いながらベージュ寄りなのでホワイトレジンには使いづらいです。

またシアノンは硬化剤が必須なので、併せて購入しましょう、私はシアノンプライマー使ってます。

 

 

  • 真鍮線

軸打ちに使うアイテムでこれも必須です。

1.0mm、1.5mm、2mmがあれば大体なんとかなります。0.5mmや3.0mmは頻度は少ないですがたまに使うこともあるので買っておいても損はないです。

 

  • 電動ドライバー

軸打ちのドリルは意外と疲れるので電動ドライバーがあるとかなり楽です。

電動ドリルではなく電動ドライバーってのが肝です、電動ドリルに比べてパワーはないですが、ガレキ製作では十分なパワーがありますし、小回りが効くのでオススメです。

1.0mm、1.5mm、2mm、3mmドリルがあれば十分でしょう。

 

 

  • フラットノーズペンチ

軸打ちで真鍮線を差し込んだら抜いたり、曲げたりするのに使います。

普通のペンチだと真鍮線に傷がつくのですが、傷がつくと軸のメス穴が削れていってガバガバになってしまいます。それを防ぐために溝がないペンチを使用してます。

 

 

  • 電工用ニッパー

真鍮線を切るためのニッパーです。

2mmぐらいなら簡単に切れますし、この形状であればキットに差したまま切断出来ます。

また一方が潰れて綺麗に切れないように思えますが、逆に潰れておく事で軸穴に入りやすくする狙いがあります。

 

 

軸打ちの穴を開ける目安に使います。

 

  • ブルタック

軸うちで使います、これが無いとマジでムリです。

使い方ですが、一方に軸穴を開けてから穴が空いてない方にブルタックをつけて挟むと穴の跡がつくので、そこに目掛けて穴を開ければピッタリの位置に穴が開けられます。

百均とかでも類似品が色々ありますが、ブルタックが一番使い勝手が良かったです。

 

 

  • フィニッシングペーパー

基本にして至高、それがタミヤのフィニッシングペーパーです。

色んなヤスリに浮気しましたが、やっぱりタミヤのフィニッシングペーパーが一番だなと思います。やっぱ俺にはお前しかおらんのや………

180〜800番ぐらいで揃えておけば大体なんでも出来ます。

 

 

  • ブレードワンニッパー

湯口や大きめのバリを切るのに使います。

いいニッパーは一個ぐらい持っておいて損はないと思います。

 

 

  • デザインナイフ

基本にして至高のアイテムその2です。

 

 

 

2.あると色々便利アイテム

時間的に余裕があったら買ってみるのをお勧めするアイテムです。

 

  • わほいサンダー

指とかが入らないような隙間を磨くのに便利です。

自作するのもありですが、わほいサンダーはしっかりテンションが保てるのでオススメです。

 

https://www.wahoi.com/gallery/pg145.html

 

  • クロスワークス スカルプトナイフ

ナイフ型のヤスリでアールがついているところと荒さが400、600番ぐらいというのが他のヤスリには無いポイントです。

いつも品切れなので見つけたら即購入することをお勧めします。

 

 

  • アルゴファイル テーパーヤスリ

先端に行くにつれ薄くなっている(=テーパー形状)ヤスリです。

段差の部分を磨くのに重宝します。

 

 

  • 彫刻刀デバナギ

色々使い道はあるのですが、怪我防止という意味合いが強いです。

デザインナイフだと無駄な力が入って怪我をする恐れがあるのですが、彫刻刀だとコントロールしやすいので、怪我のリスクが減ります。

またこの形状だといろんな使い道があるので、デバナギはオススメです。

 

  • 彫刻刀平刀2mm

主な用途としてはメスダボにシアノンがはみ出たり盛り過ぎた時に使います。

 

 

  • 神ヤス

紙やすりで大概なんとかしてますが、丸みを出したい時に仕上げで使ってます。

主に2mm厚で240〜800番手がメインで使ってます。

 

 

  • 電動サンダー

基本電動工具は使わないのですが、大きめのキットを磨く時などに使うことがあります。

フットスイッチと組み合わせて使うと捗りますよ。

 

 

セラミックで出来た板が付いており、これでカンナがけのように表面を削るアイテムです。

形状が色々ありますが、美少女ガレキだと甲刃がオススメです。

似た商品で超硬スクレーパーがありますが、あちらは切れ味が鋭過ぎで抉れることもあるのでこちらの方が使いやすいです。ただ超硬スクレーパーは細くて奥まったところも磨ける利点もあります。

https://hobby.ec.volks.co.jp/item/4518992701448.html

 

  • ロングノーズプライヤー

上記のフラットノーズペンチと同じで溝が付いてないので真鍮線に傷がつきません。

こちらは先端が細いので、奥まった所に軸を刺すのに使えます。

 

 

 

3.村正大好きキワモノアイテム

無くても全然困らないですが、ちょっとしたこだわりのアイテムです。

男って十徳ナイフみたいな用途の限られるツール好きですよね。

 

  • フィギュアエングレーバー

V字溝を掘るのに重宝するアイテムです。

使い所は限られますが更なるディテールアップを目指す方は一つ試しに買ってみてはいかがでしょうか。

 

 

  • ダウエルピン(平行ピン)

ステンレスで出来たピンです。

真鍮線と比べてもめちゃくちゃ硬く、台座の軸打ちに使うと超重量キットでも支えられます。

ただし人力で曲げることをほぼ不可能なので、扱いづらいアイテムであります。

 

 

  • リーマー

アクリル台座の軸打ちに使います。

ドリルで開けた穴は実は綺麗な丸で無いため軸がスムーズに入りません。

そこでリーマーを使う事で綺麗な穴にして抜き差ししやすくします。

 

 

  • スーパーアシレックス

ちょっと変わり種のヤスリで布ヤスリのような物です。

普通のヤスリに比べて目詰まりしにくく、柔らかいので面に沿ってやすりがけができます。

また傷もつきにくく、耐久性も高いので個人的に気に入ってるヤスリの一つです。

楽天とかでバラ売りしてるショップもあるのでそちらで買うと良いでしょう。

 

  • 3Mスポンジヤスリ

神ヤスに比べて柔らかく厚めなので、広い面を磨くのに重宝します。

仕上げに離型剤落としの目的でウルトラファインで全面やすりがけしてます。

入手性は良いですが、耐久性は低くちょっとお高いのがネックです。

 

 

こんなの使ってるの私ぐらいじゃないかって程キワモノアイテムです。

切りっぱなしの真鍮線はバリがあって刺さりにくく怪我の元になるので、これで面を取ってます。

 

ではでは。

宇崎母娘ホルスタイン水着の塗装見本を作製しました。

どうも、村正です。

 

ワンフェス初めて行ってきました。

 

めちゃくちゃ楽しかったです!!

 

ワンフェスで塗装見本を4つ、うち1つは商業見本を展示させてもらえたのでめちゃくちゃ嬉しかったです。

冬も楽しみですねぇ。

 

さて、今回はЯIDEさん(ディーラー:スウィートテンペスト)原型の宇崎母娘ホルスタイン水着1/4の塗装見本を作製させていただきました。

 

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デカいってそれだけで素晴らしいですね。

あと朝凪先生が監修しただけ合って肉の食い込みが素晴らしい仕上がりです。

太ももとかのお肉の乗り方は最高ですね。

 

それでは作製の雑記をつらづらと書いていきます。

 

作製のポイント

やはりコレだけの大きさになると複製も大変なので気泡が多いのは仕方がないですね。

制作時間のかなりの割合を表面処理に当てた気がしますね。

今回は期限もあったためサフレスは諦めてフレッシュサフを吹いてから気泡埋めをしました。

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フレッシュサフだと透明感が損なわれてしまうので、今回そのあとLGパールを吹いてそこを補いました。

その後クリアペールレッドでシャドウを入れてます。

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牛柄ビキニについては一旦ジャーマングレーで黒く塗りつぶし、粘着タックでマスキングしてからアルティメットホワイト→AGパールとしてます。

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ではでは。