どうも、村正です。
ガレキといえばスポンジやすりと思っている方は多いんじゃ無いでしょうか?
私もある時期まではスポンジやすり一辺倒で紙やすりはほとんど使ってませんでした。
スポンジヤスリって適当にやすりがけしてもそれなりになるから楽ですよね。
ただスポンジやすりにも一長一短があるのでそこを理解しておくと表面処理が非常に楽になります。
今回はミーハーで新しいアイテムにすぐ飛びつく村正の個人的な見解を交えつつ、ヤスリのご紹介をしたいと思います。
金属ヤスリや特殊形状ヤスリは対象外としますので、悪しからず。
1.タミヤ フィニッシングペーパー
みんなご存じ模型用のKING of 紙やすり。
耐久性も低く目詰まりもしやすいが、 入手性と低コストで使い倒せるのが魅力です。
紙ヤスリはダイレクトに力加減が伝わるため細かいコントロールが 可能だが、反面広い面を磨いたり面を均すのは苦手ですね。
当て木や工夫次第でいろんな使い方ができる拡張性も秘めているのも良いところです。
そこまで大きくない湯口やパーティングラインの処理、ディテールをつぶしたくない場所やピンポイントの箇所を磨きたい、気泡埋めの時にお勧め。
2.3M キュービトロン
工業用のヤスリで高切削性、高耐久が売りです。
金属やすり以上の切削性と目詰まりのしにくさ、耐久性を誇りますが、 ヤスリ傷はかなり大きく残るように感じます。
またヤスリ自体がかなり硬く曲面への追従性はかなり低いです。
その切削性と目詰まりのしにくさから大きな湯口やパーティングラインを削りとるのにお勧めですね。
3.ゴッドハンド 神ヤス
スポンジやすりといえばコレってぐらいの定番商品です。
スポンジがクッションの働きをして無駄な力が入らずに磨きやすく 、ヤスリ傷もそこまで大きく入らない非常に優れたヤスリです。
スポンジの厚みにバリエーションがあり、薄ければ薄いほど曲面への追従性が良くなります。
反面お値段がそこそこするのと、 細かいコントロールが苦手で何も考えずに磨いてると細かいディテールを壊してしまいがちです。
また気泡埋めにスポンジヤスリを使うとシアノンより先にレジンが削れてしまい新たな気泡が出てくる原因となりかねないのでそこも注意です。
ヤスリ傷の処理や、 パーツに丸みを帯びさせたいなど曲面の処理に向いてます。
4.アルゴファイル スポンジナイト
神ヤスと性能はほぼ同じだが、 スポンジナイトの方がちょっとお安いジェネリック神ヤス。
スポンジナイトの方がスポンジがしなやかで、私は神ヤスよりちょっと好みです。
ただしスポンジと布やすりの接着が弱く水研ぎなどをしてると剝がれる事がしばしばあります。
5.KOVAX スーパーアシレックス
車の板金によく使われており、布やすりに近いです。
裏地がマジックテープになってて貼り付けられるようになってます。
目詰まりもしにくく深い傷も入らないので個人的に結構重宝してます。
バラ売りだと1枚100円とお高いですが、 耐久性があるのでコスパは良い方だと思います。
スポンジやすり以上に柔らかく曲面追従性はあるが、 反面コントロールしにくいです。
また入手できる場所も限られているため入手性も悪いのもネック。
ヤスリ傷の処理や広い面の研磨にお勧めです。
6.3M スポンジ研磨材
ホームセンターとかでも手に入るスポンジヤスリです。
切削性も高くなく、耐久性も低い上にお高いが、 反面ヤスリ傷が残りずらい逸品です。
スポンジがかなり柔らかいので曲面や複雑な形状にもフィットします。
最終仕上げの研磨や、薄く塗膜をはがしたり均すのによく使います。
他にも色んなやすりがあるので特性を理解した上で使い分けると表面処理が非常に楽になりますよ。
ではでは。