どもども、村正です。
梅雨に入って艶消しが大変な時期になってきました。
こういう時は乾燥ブースが手放せないですね。
今回は美少女ガレージキットにおけるサフについてまとめてみました。
事の発端はこのマシュマロでした。
私はグレーサフを吹かないのですが、そもそもガレージキットでサフを吹く人はどれだけいるのかちょっと気になりました。
そもそもサフ=サーフェイサーとはどんな役割を持つのか振り返りたいと思います。
ガイアノーツのHPでの説明を読むとサーフェイサーとは以下の役割を持っております。
- 細かい傷を埋めたり、傷をわかりやすくする
- 塗料の食いつきを良くする
- サフは隠蔽力が強いので色を統一して発色を一定にする
上記の内容は一般的にプラモデルでのお話だと思うのですが、ガレージキットにおいて「塗料の食いつき」についてはレジンだと勝手が変わってくるためプライマーが必要です。またレジンキットは大抵が同じ成形色であるため、「色を一定にする」効果はあまり期待されてないかと思います。
よってガレージキットにおいてサフとは「傷を埋めたり、わかりやすくする」効果を主に期待されてるんじゃないかと結論づけました。
そこで、アンケートをとった結果はこちら!!
結果だけ見ればトントンなのですがいろいろ意見も頂けました。
・お肌はできる限りサフレスしたいから肌にサフは使わない、でも肌以外だとサフは吹く。
・そもそもサフレスしないからサフは吹く。
・リアル系で血管描き込む時はグレーサフから立ち上げてる。
・ピンクサフから立ち上げて肌を塗る質感も好きでピンクサフを使うこともあるよ。
・気泡がひどいキットはサフレス諦めてサフを吹く事がある。
・肌以外だけど白サフ調色してカラーサフで多様してる。
・モールドとかが埋まるからサフは吹かない。
・白サフ吹いてからサフレス(=擬似サフレス)してる。
などなど。
肌なのかどうかで結構分かれましたね。ちょっとここら辺はアンケートの取り方悪かったかなと反省してます。
では意見をまとめてみましょう。
①肌以外でサフを吹く人は多い。
服や装飾品、髪の毛でサフを吹く人は多いように感じました。
レジン地を活かさない塗装が多いパーツなので、下地の色は後で隠蔽できるからだと思われます。
中には白サフを調色してカラーサフにしてそのまま下地にしてる人もいらっしゃいました。
実は私もそれに近いことはやっていて、白サフではないですが、ハイライト色をベタ塗りして傷を見つけやすくして塗った後に磨きをやったりしてます。色が着くだけで傷が見やすくなりますからね。
ただサフは粒子が大きいので、モールドが埋まってしまう恐れがあるため、サフ自体吹かないという人もいました。
②肌はサフを吹かない人が多数。
肌については可能な限りレジン地を活かすサフレスをしたいので、サフは吹かないという人が多数のように感じました。
肌塗装はここ10年ぐらいでサフレスが主流になったようで、それに合わせた形になったのかな、と。
ただサフレス塗装自体が好きじゃない、やらないという人もいるようで、そう言った方はピンクやグレーサフを吹いているようでした。
サフレスしない理由としては「サフレスの質感が好きじゃない」、「サフレス塗装の手法ができる以前からやっている塗装方法の方が馴染みがある」「サフレスが苦手」などなどが見受けられました。
またサフレスしたいけど、キットの気泡が多くサフレスができない場合はサフを吹く事もあるみたいです。私も一回だけやったことはあります。
村正からこれからガレージキットを始める方へ向けて
ガレージキットにおいてサフは必ずしも吹かなくてはならない物ではありません。
特に肌をサフレス塗装したいというならば、サフは吹かないようにしましょう!
ではでは。